僧坊の営み

十一面・光華観音菩薩入仏開眼法会

入道する前に声明「庭讃」を唱える

十一面観音菩薩像ならびに光華観音菩薩像にゅうぶつかいげんほうえ入仏開眼法会

平成26年(2014)6月24日、佐伯住職のもと、「昭和の快慶」と評される、松久宗琳大仏師作による十一面観音菩薩像、光華観音菩薩像の入仏開眼法会が執り行われました。
法会は「庭議法要附中曲理趣三昧」と呼ばれる非常に丁寧な方式で行われ、まず、声明である庭讃が唱えられた後、本堂では美しい声明が堂内に響き、脇堂では不動護摩が焚かれ、両観音像をむかえるにふさわしい法会となりました。
また、両尊像の天井には、松久宗琳氏の意思を継いで活躍する松久佳遊氏の作による、総計105枚の花絵が新しく飾られました。この花絵一枚一枚は、一乗院信者様方の寄進によるものです。

左:入道する前に声明「庭讃」を唱える。

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鈸をたたく僧侶たち。
この後、佐伯住職はじめ僧侶が本堂へ入道する。

美しい衲衣をまとった僧侶たち。

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行堂をしながら、理趣経(中曲)を唱える。

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一乗院に新しく迎えられた十一面観音像。大佛師松久宗琳渾身の作にして高さ等身大の観音様です。

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この観音様の慈悲の光はあまねく世界を照らし、散華の如く人々に降り注がれます。

左:一乗院に新しく迎えられた十一面観音像。
  大佛師松久宗琳渾身の作にして高さ2m40㎝の観音様です。
右:この観音様の慈悲の光はあまねく世界を照らし、
  散華の如く人々に降り注がれます。